私のキャンパス・ライフ
米国大学生になって、授業もなんとなくついていけている。学内生活ならほぼ問題ない、と自覚し始めていた頃の話です。 学校外の英語ができないことに気がつく。「できない」と表現したが、相手が何を言っているのか分からないということではなく、 「こういうときに、どう言えばいいのだろう?」という、「できない」である。ちょっと、ややこしく聞こえるかも知れませんが、要は、英語は何となくできちゃうのだけれど、「まだ、自由自在に使いこなせていない!」という、中途半端な状態でした。(多分、卒業した今でも)) 例えば、留学時代によく直面していた以下のシチュエーション。
・食時の、料理方法のオーダーの仕方が今いち分からない、 アメリカでは、ファスト・フード(特にSubway形式の店)などでは、自分が好きな食材を事細かにオーダーできるようになっています。ベジタリアンなど多いんですよ。
僕はベジタリアンではないし、玉子焼きの焼き加減なども、半熟加減がお気に入り。その辺のオーダーが伝えられずに苦労したものです。前にオーダーした人がベジタリアンだった場合は、自分も「同じもので」、というパターンにしてしまう。好きなものが食べれないときは、イライラしながら食事していたものです( 苦笑) ・電話の対応が苦手、
電話の英会話って、何か別物ですよね。未だに苦手です(笑) 苦学生でしたので、アングラなバイトはたくさんしました。毎回仕事の目的地が変わるような仕事をしていたので、交通機関を逃したらアウトなわけです!
あるとき、 うっかり終電を逃し、送迎依頼の電話を大家さんにしたときがありました。自分の現在地を伝えるのに苦労した。もちろん筆談なんてできませんからね(笑)とにかく周囲に見える建物の名称、看板などを伝えまくり、何とか一命をとりとめたこともありました。
時期は、ニューヨークの冬でした。今、考えただけでもゾッとする.... ・アルバイト先での言葉遣い、 英語にも敬語は存在する。何気ない一言が、相手を傷つけることもある。日本語も英語も同じである。意外にも、「can」が結構そういう場面で、使えることに気がついた。それまでは、多分生意気風に、ネイティブの相手には聞こえていたのでしょうね....恥ずかしい、ったらありゃしません。
言葉使い、アメリカに限らず、どこでも非常に重要なんです。
・その他、文化的背景の強い、言語の言い回し(イディオム)、など。 アルバイトの給与が(日当)がチェック(小切手)の時もありました。どう換金して良いのか分からず、銀行まで行き問い合わせをしたものです。そういえば、日本では小切手を学生が使う習慣はありませんよね。
アルバイトをし始めたばかりの頃は、小切手があるのにも関わらず、数日間文無し状態でカツカツ生活だったことなど(笑)、いづれも、ちょっとしたことなんですが、コレが英語だと、何と言っていいのか分からない・何と聞いていいのか分からないのだ。
結局は、留学しても、学校英語(大学キャンパスの中でのみ通用する共通語)であり、アメリカ社会で違和感なく生活するためには、学校外(地域・コミュニティ)に自分の身を置かないと、「現地の当たり前のことができない」のである。 留学生が、ネイティブの会話に慣れないのは、学校外に知り合いが少ないので、仕方がないことなのかもしれない。学内は、若者が多い。
通常、大学で社会人と仲良くなることはあまりない。米国大学にいても、その辺は同じであり。地域情報の収集源は、ほとんどが日本語によるものだったりする。本気で英語漬けを目指しているマジメ留学生には結構、 悩む現実です。
国を問わず、留学生の悩みランキング上位を占めるのではないかと思う。英語を勉強するために留学したのに実際は、ダメだった.....というのは、上記で挙げた事情が考えられます。学校の宿題以上に悩まされる。なかなか現地生活に馴染めないのものなんです。
私は、特に日本人留学生といつも一緒に固まっていたわけではないですが、やっぱり、相手が日本人だと落ち着きます。 留学中も、日本人コミュニティは大切にしていたし、うまく現地コミュニティと、日本人コミュニティのバランスを意識的に保っていました。
中には、ホーム・シックからか、留学中にもかかわらず、英語は喋らない!と豪語する者まで現れてくる輩もいまして。ま、これは、まれなケースでしょうが、日本人留学生のほとんどは、 日本人留学生同士で「なーなー」になってしまう。度を越すと、これが理由で、アメリカ大学を去っていく(帰国する)ケースが多いように思えました。 志の高い日本人留学生は、外国大学内では、日本人同士交流しない!という方もいらっしゃいましたが、私は、そんなに志の強い人間ではなかったので、適度に、日本人留学生と情報交換したものです。 場合によっては、日本人留学生の方が、語学上達に有利に働くこともあるかと思います。英語の言い回しに関して、日本語で細部まで日本人同士質問することができるからです。ただし、自分の語学レベルと同等の方だと、それ以上の上達は見込めませんが。 今の日常会話のベースは、TOEFLだけで培ったものではありません。実際の日常の出来事から学んだものばかりです。もちろん、TOEFLのベースがあったから可能だったのでしょうが、TOEFLで高得点を取ることが、最終目標ではない!ということなんです。
私は、TOEFLで一定基準をクリアしましたが、常に英語に対して貪欲でした。 ・カッコイイ英語の表現法を聞けば、「今のどういう意味?」と、すかざず聞いたし、 ・いつもメモを取っては、次回から会話の中で、自分でもその表現を小刻みに使ってみる(真似てみる)。 ・そして、アメリカ人と会話してみて、相手の顔色など伺いながら、微妙な表現のニュアンスを理解する。 考えてみたら、当然のことですよね。
私も、こうやって母国語である、日本語を習得してきたのですから......結局は、地道な努力がモノを言うのです。
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