ホーム 留学備忘録:フリーターからアメリカ大学卒業まで
2007.9開設

留学 アルバイト事情


留学中のアルバイトは、入国管理法上の決定事項のため、原則禁止な訳ですが....
しかしながら、学校付属の図書館のバイト、ブックストア、雑貨店、ジム等の限定箇所については、I-20(学生ビザ)の特例があるようです。

私の場合、アルバイト(仕事)があって、留学が可能となる、ということは、再三お伝えしてきた通りです。
それに、上記のようなバイトで、コト足りるような裕福な留学生ではありませんでしたので....(汗)
ここでは、私のサバイバル留学をご紹介しましよう....(笑)


先ず、留学中の収入の柱は、以下3点でした。
@アングラ・起業(笑)、宅配ヘアカット
Aヤフオクの情報販売
B大家さんの本業であった「何でも屋」のアシスタント

上記の他にも、以下不定期で2点、
C日本の金属メーカーからの依頼で、フィラデルフィアの美容マーケット調査、
D学校用(?)テキストの、文字タイピング(校正・製本は含まず)



「・・・・・」
フフフ... 何だか、就労ビザがあっても良さそうな留学みたい(暴)
今日の私があるのは、勉強と仕事を上手く両立させたということであり、
仕事が欠けても留学は成功できなかったし、逆に、勉強だけしてても、アメリカンスクール卒業はできませんでした。


@の宅配ヘアカットについて、「私ならでは...」であり、
「芸は身を助ける...」とは言われていますが、私の場合、美容技術は、留学中の収入の1番の柱となり、身をもってそれを実感しました。


美容技術に関して、
皆さん、海外に長期滞在したら、散髪はどうします?
見知らぬ、海外の美容室、理容室へ入店しますか?(冒険性)
散髪オーダーを100%、外国人美容師さんに伝える自信はありますか?(英語力・雰囲気) などなど...

それらリスクを回避すべく、総体的に、留学生は、海外での散髪事情に困る人達が多いのです。
私は、そうなることを、経験的に知っていました。

実は美容師時代、日本語のできない外国人を、よく散髪担当した経緯がありました...
又、散髪の仕方の文化的趣味嗜好も影響してか、ほとんどの外国人客が日本でのヘアカットに満足しているようには見えませんでした。
当然、日本人が海外留学すれば、ほとんどの人が海外の散髪事情に満足しないはず。

だから、私は、渡米の際、
自前のシザーセットを持参の上アメリカ入国し、散髪屋をやってやろーと考えていました。(美容ハサミ、セーム&クロス等を持参しました。)


「したたか.....(笑)」かな。

私の事業計画?予測は、期待以上に的中し!!!
毎週末、ヘアカット事業は、予約で大盛況でした。客は、日本人、外国人問わず切りまくった訳です!
フィラデルフィアは、学術都市であるため、留学生専用住宅(寮)がたくさんありましたし。
宅配ヘアカットのチラシを作成し、学生寮をピンポイントで、よく飛び込み営業もしたものです。

散髪営業の初期の頃は、皆、半信半疑で、あまりお客がいなかったのですが、
ひとり、ヘアカットをしてあげると、口コミで話題は広まり、お陰さまで、「猫の手も借りたいくらい」の多忙な日が結構ありました。

遠方では、フィラデルフィアの隣の州、ニュージャージー州まで、散髪に駆けつけたこともありましたし、
かわいい女の子から、マダム、さらさら金髪〜黒人のちりちりヘアーまで、カットだけなら誰でも対応しました。

ある時は、西海岸サンフランシスコからの宅配ヘアカットの引き合いもありました....(さすがに、遠くて丁重にお断りしましたが...)

で。この口コミがきっかけとなり、フィラデルフィアにいる、日本人美容師さんにも偶然出会うことができました。
お互い、髪の切りあいっこもしたな...(笑) カット料金は、相殺...へんてこりんな出会いでした。
その美容師さん曰く、「雑草のごとく、たくましい生命力」に、私は、改革・革命の異端児?に見えたようです....(笑) 実際は、凡人でしたが(笑) 
この美容師さんとは、今でもお友達です。(アメリカ人の旦那様とフィラデルフィア在住)



ココで、ちょっとだけ。
当時の写真が数枚あったので、以下紹介。

Ambler 学生寮にて。宅配カット風景 By 留学備忘録カイル君持ち込みイメージ、雷刈り込み! By 留学備忘録 彼の名は、カイル。
学生寮の私の部屋の隣人で、初の現地人のお客様でした。


日本風に言えば、今どきのエグザイル風の学生。
とにかく、個性にはこだわりがあるようで、画像の「雷マーク」は、彼の手書きのデザイン案を、そのまま、刈り込んであげたもの。

すごく喜んでいました....
熊刈り?! By 留学備忘録 カイルの「雷マーク」を皮切りに、
当然、彼が、キャンパス内、寮の中を歩き回れば、それが宣伝となり。

いつしか、
デザイン案を持参すれば、そのまま刈り込む匠がいる!ということが、口コミで広がり、そして....ついには、「漢字」までヤっちゃいました(笑)

お分かりだろうか?
「熊」です。

これは、さすがに、画数多くて難しかった.......でも、一発で刈り込みに成功。
もちろん、刈り込みの失敗は許されませんよ(汗)

お客さんだし、金を取ってるし.....金儲けの割りも良かったけど、
たった一度の失敗で、失客する(¥0、今後の悪い評判も広がる)プレッシャーとも常に向き合っていました(笑)





ま。毎週末、宅配カットで帰宅が遅かったので、
大家さんも感心していたようです。「なんだこいつ....金儲けしてんのかぁ?....」みたいな...
現地で起業して、帰国しなくてもいいんじゃね?とまで言ってもらいました。


不思議なもんです。
日本での美容師時代は、何かパッとさえない美容師でしたが、
処変わると、ある意味カリスマ美容師(笑)みたいに崇拝されてました.....

「カリスマ」って、今じゃ死語ですかね...(??)





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